捲土重来2

アラフォー手前社会人オタクのマルタ留学記録

留学中⑥英語の習熟記録2

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自分のポンコツ具合に足は引っ張られていましたが、それでも帰国する頃にはわずかに英語でやりとりできるようになりました。「英会話」になっていたかは別として、生活する中「英語」が自分に浸透していき実感したことがいくつかあるので、これから先英語を学び使い続ける上で、初心 (のようなもの) を忘れないようにまとめたいと思います。
教科書の著作権に配慮して画像はぼかしたけど、これで大丈夫?まずい?


ロールプレイング

単語つなぎでも間違ってもいいので何度も何度も繰り返しフレーズを使うこと。そして人と話すこと聞くことで状況とフレーズを自分に落とし込めるのだとわかりました。友人やルームメイトが良く使う (頻繁に聞く) フレーズを覚えて自分も同じように言ってみる。夕飯一緒に食べる?とかお風呂入ってくる、とかその服似合ってるね!とかそんな些細なことも使う状況があって初めて英語使ってる感が出てきました。
留学するまでにラジオを聞いたり、単語を覚えたりヒアリングベースの暗記をしましたが、もちろん無駄ではなかったのですが、自分の習熟レベルは良くて小学生なので普通の会話で難しい単語を組み込んでなんて話せません。
学生時代の英語の授業なんて大半が文法(もっと言うと日本語の文法すら理解できていないのに)から入ったりするので、もっと生活に密着した日常的な会話の方が実践性が高く身に付くと感じました。

 

顔と名前を覚える

日本であっても新しい環境になったらまずは顔と名前を覚えねばなりませんが、外国人に慣れていないと皆同じ顔に見えてしまう病になります。たしかに私も最初は顔の区別がつきませんでしたが…慣れると今度は逆転し日本人というかアジア圏が厄介に感じました。要するに記憶力の問題です。
名前についても同様です。カタカナで正確な発音で教えてくれる、なんてことはないので何度も尋ねてしまうこともあります。相手も同じなので、訊くことは失礼じゃないですが一致させる努力は必要です。というよりも、何か自分が困ったり、呼びかける時に名前がわからないのは致命的です。
そして名前も顔もわからなくても挨拶はしたほうがいいです。自分が覚えなくても相手が覚えてくれます!

 

会話を広げる難しさ

聞きたいことや質問のフレーズは割と出せます。しかし、その後が問題で会話を広げていく方が難しい。うまいツッコミが英語だと何て言うのかわからない。きちんと文章を組み立てた返答で返したいけど、特に最初の内はGreat!とかAmazing!くらいしか言えなかったです。
逆に、自己肯定感が低く自分について語れることがないので質問をされた時に自分自身についてコメントするのも慣れていないです。ただ、相手はそこまでこちらに関心がないので、コメントできないと話が進まないということはないです。
話せないことは気にせずに自分で自分を褒めつつ、間違えも繰り返して良いので使うこと、たとえ間違っていても、相手に話をしたらちゃんと聞いてもらえる関係を作ることが大事です。それが一番難しい!


ドラクエ3のパーティ

他の学校はどうか知りませんが私の通った学校は、クラスメートの入れ替わりが多々ありつつも、常に上限12~14人くらいで1クラス。レベル分けされた上で、1テーブルに3~5人着席して授業を受けます。日によって増減したりするのですが、概ね1週間は固定です。開始時間より早く来たら好きに席を選べるので変動もします。
授業の回し方は先生によりますが、テキスト問題を解きつつ、ディスカッションの比重が大きいです。特に席の近い人と1対1ないし、テーブル内での会話はルームシェアでの生活と同じくらい影響すると感じました。
聞き手すぎても自分が成長せず、一方的に話しても話題が広がらず、お互いに相手の聞くことを放り投げないで会話するってすごいことです。ちなみに国籍は重要ではないものの性格や相性は地味に影響します。
その点を踏まえて、私が思う学校の授業における理想形はドラクエ3の初期パーティです。テンション高く場を引っ張れるタイプ戦士、バランスよく話を拾える武闘家か僧侶、発音や解釈など知識のある魔法使いでバランスが取れているとうまく回せると良い対話ができると思います。あくまで理想なので、戦士しかいなかったり、魔法使いだけだったり、盗賊がいたりします。