捲土重来2

アラフォー手前社会人オタクのマルタ留学記録

留学中③ルームシェア

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留学中の滞在先はルームシェアにしようと決めていました。
理由は、海外留学したいアクティブな自分と相反して、誰かと活動するより一人で自由でいたい。基本は引きこもりでオウチダイスキ~!な奴が単に留学しただけで英語力UPなんてある訳ない!そんな都合よく身に付く訳がないことは自覚しています。それできるなら国内で外国人の友達を探している…。
ただでさえ年齢的に脳の記憶力が衰えているのだから、ここは自分のこもりがちな志向は二の次で強制的に言語を使っていく環境に身を置かねばならない。
一人っ子・オタク・コミュ障と三重苦背負っている私ですが、共同生活には向き不向きがあり、辛うじてガールスカウトに所属していたことで一定期間の共同生活に慣れというか耐性がついたのは本当に救いです。
私は喋れない (から留学しに来たのに一方的に自分の語学力と周囲の差に委縮して喋れない) ストレスを抱えたくなかったので、采配は学校側の選定次第で、偏に「運」ですが、同じように学びに来た学習者 (あわよくばなるべく習熟度が近い人) との生活を望みました。予算的にも調度よかったというのが本音です。

現地での暮らしやアットホームな交流を中心にしたいならホームステイも良いと思います。知り合った何人かはホームステイを選んでいました。

 

 ルームシェア生活は全体を通して、本当に楽しかったし非常に良い経験になりましたと嘘偽りなく断言できます。
学校は学校で色んな出会いがありますがルームシェアも、同じ部屋で生活するルームメイト、同フロアの別部屋のシェアメイト、同じアパートの別階層の住人、施設担当者、ハウスクリーニングの職員など関わる人も様々。
これだけの人と関わるので全体通せば楽しかったとして、何も問題がなかった訳ではないです。
日本で家族と生活していたって、普通に仕事をしていたって、親しい人と四六時中一緒にいたって何かしらあるのに、海外で初対面の国籍も異なる共通言語もままならない他人と生活するのだから当たり前です。まあ一番面倒くさかったのは日本人だけど。
「譲り合い、空気を読んで察する、指示待ち」などの日本人的思考 (自戒)と「自分で判断し行動ができる自由と責任」について本当に考えることは多かったです(自戒)。自分の行動原理とダイレクトに向き合う期間になりました。

 

ところで「ルーム」と記載してますが、イギリス英語的にはフラットになるそうな(たぶん)。正確な意味やアメリカ英語との違いは置いておいて、フラットの意味は平坦とか平たいとかの意味で覚えていたので、暫くモヤモヤしました。モヤモヤというか、カタカナ語で定着した英語が個人的に凄く障害になるというかイライラして、なんなんだよ日本語!となりながら勉強していました。この辺の憤りと、英語を学ぶ過程についてはまた別の形で吐き出します。

 

 

という上記を踏まえつつルームシェアの備忘録箇条書きです。
あくまで一例としてお聞き流しください。

 

①スタッフからのHow Toは必要最低限
良く言えば自主性に任せる対応、能動的に動かざるを得ないため英語実践の機会です。ホテルじゃないし自分でやらないといけません。海外にどこまで求めるのかですけど、悪く言えば雑というか適当。だけど最低限の設備は、最初に教えておいてくれないかなぁ???という怒りは忘れません。これは②に繋がります。

②郷に入っては郷に従…わなくてもよい
来た当初は滞在期間の長い人が行っていることがデフォルトに感じます。そう思ってはじめは気を使い倣って行動しますが、実際はルールなんてないので、こうしてくれと名言されていない限り自由です。ちょっとした具体例を出すと、ゴミの処理についてや、バススペースの物の置き方、食品の管理など無法地帯です。
お金を払って来ているのはお互い様。だから海外に来てまで自我を潰す必要はないです。当事者が迷惑でなかったら放置して問題はない、そういう空間でした。逆に、やりたいことや気になることがあったら、やったっていい。ゴミ捨てやちょっとした掃除・整頓などは自分が汚いと許せないので…確認しなくても (相手を侵害しないことだし) 構わずやってました。

③相容れない人間はいる
表現として適切かわかりませんが近い年齢・言語・国籍はやはり「便利」です。便利なだけです。人間性とは別に関係ないので、合わない人間に対してストレスを溜め込まないためには無理なコミュニケーションは不要です。

④一人部屋がストレスフリーなのは真理

 

挙げた4つの事柄は、私が過ごしたフラット (フロア) で感じたことです。

同じ部屋で寝起きするルームメイトに対してはまた違ったアプローチというか、そこだけはなんとしても交友しなくてはという強い意志で挑みました…。距離感と相互理解はとても大事です。互いに無理のない範囲で歩み寄って、努力とできることの協力は惜しまないようにしました。一言でまとめるとできるだけ仲良く親切に!