捲土重来2

アラフォー手前社会人オタクのマルタ留学記録

留学準備⑤やっておくと良いこと

f:id:to_kiwa:20190225053538j:plain


荷物や物理的なものではなく、もう少しメンタルに寄ったものです。やっておくと良いと題してはいますが、例によって万人に向けて適用できるとは限らない、私がやって良かったこと・やっておいた方が良かったと感じたことになります。写真はマルタではなく東京タワーです。なぜ東京タワーなのかも含めてお読みいただけたら幸いです。

 

Google Mapで現地視察

科学というかネットの進化でGoogle Mapで自分の滞在先を事前に知れるの、本当にすごいと思います。実際に訪れたら少し自分の認識していた位置とずれていたり、本物は違うなと思いますがあれは本当に海外をそのまま切り抜いてしまうものです。映画や雑誌などを見るよりはるかに臨場感というか生々しさがあるなと思います。知らない土地の、知らない路地裏すら覗けてしまうって20年前は衛星写真レベルで一般人がサクサク触れるものではなかった頃を考えたらすごいことです。このすごいことをもはや10年前と言えないのが時の流れを感じてつらぁ。

 

自分の生活圏の写真集め 

事前に持っていくといいもの、に家族の写真などを持っていくとコミュニケーションに使えますと聞いていたのですが、私は写真を撮るのは好きですが自分が撮られるのは死ぬほど嫌いです。他人の写真に入るのも極力避けたいと思っています。写真撮られるの嫌いは自分のコンプレックス由来で根深い問題ですが、この場で掘り下げる必要はないので割愛します。
留学先で痛感したのは外国人は本当に自撮り率が高いです。マイベスト自撮りをストレージに残したりしていたので、私は衝撃を受けました。皆、映り慣れ・映られ慣れしている。インスタが流行る訳だ…。
私自身の問題はさておき、写真があれば文章による説明を介さず、単語だけでも情報伝えることが出来ます。英語はあくまで道具なので、正しい正しくないかではなく伝える意思の方が重要です。私の知り合った経験上、外国人は自分語りが多いですが、たとえ母国語が混じろうとも躊躇っていたら場の支配権を奪われます。そして、支配権を奪われたままだと、相手はこちらに関心を失い、英会話のチャンスを失ってしまいます。合いの手などという温いものではなく攻めていく姿勢が大事!
自宅とかペットとか食べてるものや住んでる街の写真、好きなものや旅行した写真でもよいです。そしてそれらについてだけは何か英語で説明できるように事前にイメトレしてください。自己紹介から授業中のディスカッション、ちょっとした場つなぎに活かせますので、対抗策になるものはたとえ数枚でもあると良いです。コミュ症オタクにはしんどいですが留学した以上しんどいなんて言ってられません。

 

自撮り技術 

観光地テンションでも滅多に撮らないので自撮りが上手くありません。私は写真映りの良い人は容姿に自信があったり撮り慣れてるから映りがいいのだろうと思っていました(いいに越したことはない)。が、自撮りとはスキルです。上手く自分を魅せる技術とは、年に一度撮るか否か程度では身に付きません。一朝一夕で身に付くものではないのです!プリクラを撮りに出掛けていた頃は持っていた決め顔を作る能力も歳を重ねるごとに忘れていきました。
先に記しましたが、外国人は私からしたらめちゃくちゃ写真撮ります。個人の自由なので写真は撮らなくても支障はないのですが「写真を撮る」というイベントを通してコミュニケーションと会話が発生します。そして折角の海外、遠き地でたまたま同じ時期に訪れたから出会えた、もしかしたらこの先の生涯は会うことも儘ならないかもしれない人達との記録です。旅の恥は搔き捨てにならなくてどうするー…!行く前に練習しておけば良かったと思いました。ましてや現地でアプリを落とすくらいなら事前に落としておく方が覚えることが少なくて良いと思います。私はSNOWを入れることはないと思っていましたが、勢い余って入れました。入れておくと良かったアプリ編はまた別のターンで。

 

世界情勢と自国への関心 

写真は話しのきっかけやアジェンダ代わりに活用できるのですが、やはり留学するなら国際情勢や歴史の知識は簡単でも頭にぶち込んでおく方が良いです。海外に行こうという人は私が言うまでもなくアンテナが伸びているのだろうなと思いますが、普通に生きて普通にニュースを見てれば入ってくる時事情報を「知っているならOK」だけでなく、普通に自分の意見を求められます。求められなくても、周りが意識した会話をしているときに発言できないのはもどかしいと思います。

世界情勢を意識しても意外と自国はおざなりがちではないでしょうか。自分の国というより、自分の仕事や職場、住んでいる土地の歴史や観光情報、社会環境についてもちゃんと知っていて、軽く説明できるくらい把握しておくのがベストです。今自分の国がどういう状態で自分は何を考えて何ができるか。ネガティブなイメージだけでなくポジティブなものも把握しておくべきだと思いました。というか普通に授業で出てきたりします。言いたいことがあるけどうまく言えない!は勉強する原動力に繋がりますが、まとめる練習なども立派な事前勉強になります。
国擬人化…歴史…過去に通り過ぎたジャンル、それがあったからここに来たとも言える。オタクは万物に通じると言える。(拡大解釈)


連続投稿記録が途絶えてしまったけれど、いつか来ると思っていたし縛りに縛られて続けないよりは継続することの方が大事!納得する記録を載せ終わるまで無理のない程度にやっていきます。

マルタ観光①バレッタ

認識が薄かったとはいえ、曲がりなりにもマルタを推したブログなのでマルタの観光目線の記録も (独断と偏見で) 残しておきましょうぞ!観光回なので写真で盛りまくります。
と大風呂敷広げて切り出しましたが、非アクティブ民は2ヶ月あっても観光らしい観光は数回程度です。語れることが少のうございます。お店などは本や情報サイトでご確認ください。
ちなみに再三アピールしていますが、11月~1月のマルタはオフシーズンでとても寒いです。そこそこ雨が降り天気予報も大体あたるので、雨が降ると表示されたら最低限折り畳み傘は持って行くことをオススメします。

 

■バレッタ入口、撮ってくれと言わんばかりの噴水

f:id:to_kiwa:20190223083646j:plain

結構デカいです。初回は大体ここで撮影タイムになるので、テンション上がって時間を使うと思われますが小さい首都といえども先は長いです。何度も来る予定がなければほどほどにして先へ進んだ方が良いと思います。

 

■バレッタ市街地のよくある景色 (世界遺産) 

f:id:to_kiwa:20190223083642j:plain

f:id:to_kiwa:20190223083641j:plain

世界遺産だけある…スマホで技術のない人間が撮ってもなんだが絵になる街。FFで見たような、石畳と路地の景色はただ歩いているだけでも感慨深いです。そこら辺の家は街かと思えばお店だったりして、思わず何らかのイベントが発生しそうな感じです。(ゲーム脳)

 

■絵になる扉達 

f:id:to_kiwa:20190223083643j:plain

f:id:to_kiwa:20190223083647j:plain

片っ端から撮影してコレクションしたくなる扉たち。装飾や色なども様々で、街の至る所で見かけます。

 

■ドアノブ (だけじゃない) のお店 

f:id:to_kiwa:20190223083645j:plain

f:id:to_kiwa:20190223083644j:plain

個性あふれる扉 (ドアノブ) はここからして生まれるのかと。お店の店頭に展示されているドアノブ、どれも細工が凝っていて回すのしんどくない?と思うようなものも多くバリエーション豊富です。歩きながら眺めた扉に使われてるドアノブに遭遇するのも一興です。

 

■Lower Barrakka Gardens 

f:id:to_kiwa:20190223083650j:plain

バレッタを右回りで回っているとたどり着く公園というか庭園です。奥に進むと街のほぼ先端 (厳密にはちょっと違うのですが) に出ます。美しい湾岸線を望めて、公園内も整っていて綺麗です。 ベンチがあるので休憩したり撮影したりするのにいいかもしれないです。

 

■大砲台 

f:id:to_kiwa:20190223091717j:plain

定時にガチで砲が鳴ります。
 

CHOCOLATE DISTRICT 

f:id:to_kiwa:20190223091719j:plain

f:id:to_kiwa:20190223091722j:plain

f:id:to_kiwa:20190223091718j:plain

散策していて見つけたチョコレート屋さん。売られているチョコはマルタのではなかったりしたのですが、店内のカフェでチョコを食べたり、お茶ができます。大通りではなく路地のどこかでフラっと入ったので、次ちゃんと辿り着けるか不安です。

 

Amorino 

f:id:to_kiwa:20190223091720j:plain

f:id:to_kiwa:20190223091721j:plain

f:id:to_kiwa:20190223091716j:plain

 ヨーロッパに結構進出しているお店です。3種選アイスを選べて盛る時には薔薇のように飾ってくれます。ただでさえ美味しいアイスなのに見栄えが最高にオシャンティで…これがインスタに映える、ということか…と思わず頷いてしまう。私はキャラメルとティラミスあたりが好きです。

留学中⑤英語の習熟記録1

f:id:to_kiwa:20190223001520j:plain

 

第一に掲げていたのは滞在して生活することですが、人に話すとき表向きの留学する理由は「語学」です。ちゃんと目標の一つですけども!英会話学校などに行けば定型文のようにでてくる、マンツーマンとか文法とか外国人と話す時間とか、そこらへんは大体試した上で留学に踏み切っています。話せる人は国を出なくても、英会話学校に行かなくても、独学でも学校の授業でもどうとでもなる、そして往々にしてそれで話せない理由は典型的な「続かない」から、というのが私の経験から導き出した答えです。そんな要領良くこなせる頭があるなら苦労しねえんだ!というのはただの負け惜しみというか努力不足だと重々納得した上で先をお読みいただけたらありがたいです。
英語を学びたいが根本的に勉強する意欲が欠けている奴が学習する上で気づいたことをメモします。

 

平成初期の楽曲が足を引っ張る

今のアラフォーアラサーの大半は90年代の楽曲を小学生~中学生に散々聴いて生きてきたと思います。だって今より頭が弱く娯楽の数は限られていたのですもの。特にCD・MD全盛期 (DLなにそれ?おいしいの?) 、音楽番組もほぼ毎日何かしらあって、学生時代の話題といえばほとんどアーティストやバンドの話などでした。自分も散々聴きました。歌詞カードを暗記したり、カラオケで歌ったり、おそらく空で歌える曲が多いのはその頃の曲かアニソンばかりです。
その染み付いた曲が邪魔をします。単語だけ混じった歌詞、曲のサビに来る英語?のフレーズ。パブロフの犬のように本当に悪い意味で耳に残っています。10代の頃に聞いていたものは影響を与えるのだなと、本気で体感しました。

 

カタカナ英語も足を引っ張る

アバウトなど日本に染み付いたカタカナ英語の使い方。同音異義語など、本来1つの単語が1つの意味である方が珍しいです。日本語でも当然存在しているし、むしろ日本語の方が悪質ですが…。
エアコンだったり、サラダだったり、マーケットだったり、もはや当たり前に日本語として使っている単語は本当に多いです。なんとなく意味を把握しているので、話題にあがった内容が察せるなどそれで助かる部分も多々ありますが、むしろ多すぎて馴染んでしまったため、文章に含まれていても一瞬見逃します。しばらくして、あれはそういう意味でも使っていたなと気付くことがしばしばありました。
英語として聞いていくと発音が微妙に違っていたり意味が違っていたり、授業で外来語をやんわり学んだりしましたが、もっとしっかり国語ないし英語の授業で取り入れてくれていたら良かったのにと思いました。

 

ボディーランゲージは最強

最初の内は当然、先に挙げたように中途半端に単語が駆け巡って、フレーズにもなりません。しかし日常的に生活する時、体の動き、特に表情というのは全てを物語るということも実感しました。自分だけでなく相手からも同様に、です。
最初はボディーランゲージ+翻訳アプリの手を借りつつの単語つなぎでも自分の意思を見せていくこと。コミュ障ですが、自分の意見を伝えていく力は語学で一番重要なのだと思います。わあ!それっぽいこと言ってるぅ!

 

適当な写真がなかったのでマルタの歩道に残っていた猫の足跡です。和む…。

留学中④マルタ生活~環境~

f:id:to_kiwa:20190222002800j:plain


社会環境や生活環境などについて感じたことです。段々、前置きが短くなってきました。なんとか今日で10日休まず書けてる!ギリギリだけど!

 

施錠について

マルタの鍵は癖があるというのをブログで見ていたのですが、本当に癖があって、これ進研ゼミでやったやつだ~!的な気持ちになりました。基本的に左周りで解除、右回りがロック。しかも一回フェイントのようなものがあります。欧州はそういうものなんですかね?違和感に馴染むまで数日費やしました。でも部屋の扉と鍵の構造は日本より重くて頑丈に見えました。
自室はテンキー式でしたが、テンキーなんて職場で私用している某社のキーパッドみたいなテンキーしか使ったことがなかったので液晶デジタルなテンキーが超ハイテクに感じました。

 

野菜不足がちというが…

f:id:to_kiwa:20190222001922j:plain

パスタやピザばかりになると栄養不足になるから積極的に摂ると良いという記事を見ましたが、元々自炊率が高くないパン、ピザ、サンドイッチ、簡易麺もザラだった私みたいなのからしたら、日本でもよほど食事に気を使っていたり、家族の食事を用意する立場でなければ食事が変化したという気はしないのでは?
日本のスーパーで見かけるカット野菜なんかもよく売られています。量が半端ないですが。野菜なども鮮度は日本と変わらないのに消費が追い付かず、食べきれなくて処分してしまい心が痛みます。これは日本でも時々やらかしてました。
途中からサラダボウルを食べるようにしたんですが、サーモンやチーズ、ソバなんかが添えてありながら量が半端ないのでそれだけで軽く1食まかなえてしまいます。

 

交通ルール

f:id:to_kiwa:20190222001859j:plain

悪くないが良くもない印象です。縦列駐車がそこかしこにされていて、止める様子を見る限り高レベルです。スッと入って何度も調整などせず収まるので簡単に見えますけど、めっちゃ技術高い。という話を他の国の友人にしたところ、普通だけどな?というリアクションをされたので、日本がどうとかではなく関東で電車しか使わない身としては驚きました、というだけです。
街はちゃんとした歩道は歩きやすいですが住宅街やちょっとした裏道などの信号機はおろか横断歩道もないところでは、歩行者は己が感覚を研ぎ澄まして信号無視スキルを発揮してください。日本でやったら褒められたものではないですが、待っている人間に道を譲ってくれることはほとんどありませんから。信号 がないところでは車のスピードを確認しつつ横断する意思を強く持ってください。友人からアドバイスで (アジアなども同じらしいのですが) 下手に飛び出しては危険なので走って渡ろうとするよりちゃんと歩いて渡り、歩行者アピールするほうが運転者側がスピード調整し易いとのことです。当てにしすぎも危険なので確認はしないといけないですが。

 

バス 

f:id:to_kiwa:20190222001943j:plain

乗車券は€1.5で2H乗り放題ですが、バスの種類によっては急行で€3のものもあります。急行は乗り放題ではなく買い切りです。
時と場合により急行を使ってもいいと思います。
運転手の技術運転がどうこうではなく、そもそも道が荒れています。ちょっと遠出する際に後部座席に乗ってしまったら物凄く揺れますし、一区画が短い鈍行のため頻繁に止まったり動いたりの繰り返しです。窓は日本のように細かく開けることが出来ず空調は当てにならないです。路線によってはカーブが多く、唯一の公共交通機関なので混み具合により時間も掛かります。
ですから車酔いには十分注意してください。
場所によっては急遽降りたら次がいつ来るのか保証もないですし、近くにコンビニもないのです。体調管理と時間は気を付けるだけ気を付けてください。バスはスリを警戒するようにとありましたが、そういう面からも余計な要素を減らしておいた方がいいですね。空いている時は日本とあまり変わりませんが、混んでいたりするとやはり警戒して損はないかと。

 

金銭について 

f:id:to_kiwa:20190222002825j:plain

お土産を除きストレスを感じない程度かつ自炊も少なく適宜外食を取り入れ、消耗品や足りなかったものを現地調達したりしたので比較的消費していた方です。ユーロのタイミングにもよるので物価は安い安いというほど安くは感じませんが、それでも全体的に安く済んだとは思います。

ちなみにユーロの現金支払いに慣れていなかったので、初めのうちは€2硬貨が非常に厄介でした。ポンドでも苦しみました。セントの存在も非常に厄介で、釣銭で出てくると溜まる一方で嵩張りました。

一番、想定外に使ったと感じたのは交際費による食事や飲み代です。自分がお酒に強くなく、食にも関心が高い方ではないので出費は元々控えめですが、親しくなるとどうしたって飲み会や食事代が掛かります。
色々体験して今後旅行することがあれば、ユーロは安い時に貯めておくのが良いということを学びました。ユーロが消えることはまずないですし!
ちなみに服屋で生産国を確認したらメイドインチャイナはむしろ少なくて、エチオピア、ターキー、スリランカ、カンボジア、ベトナム、バングラデシュ、パキスタンなどをよく見掛けました。日本にいたら中国製が多い印象ですが、世界の動きを垣間見た気がします。

留学中③ルームシェア

f:id:to_kiwa:20190220085741j:plain


留学中の滞在先はルームシェアにしようと決めていました。
理由は、海外留学したいアクティブな自分と相反して、誰かと活動するより一人で自由でいたい。基本は引きこもりでオウチダイスキ~!な奴が単に留学しただけで英語力UPなんてある訳ない!そんな都合よく身に付く訳がないことは自覚しています。それできるなら国内で外国人の友達を探している…。
ただでさえ年齢的に脳の記憶力が衰えているのだから、ここは自分のこもりがちな志向は二の次で強制的に言語を使っていく環境に身を置かねばならない。
一人っ子・オタク・コミュ障と三重苦背負っている私ですが、共同生活には向き不向きがあり、辛うじてガールスカウトに所属していたことで一定期間の共同生活に慣れというか耐性がついたのは本当に救いです。
私は喋れない (から留学しに来たのに一方的に自分の語学力と周囲の差に委縮して喋れない) ストレスを抱えたくなかったので、采配は学校側の選定次第で、偏に「運」ですが、同じように学びに来た学習者 (あわよくばなるべく習熟度が近い人) との生活を望みました。予算的にも調度よかったというのが本音です。

現地での暮らしやアットホームな交流を中心にしたいならホームステイも良いと思います。知り合った何人かはホームステイを選んでいました。

 

 ルームシェア生活は全体を通して、本当に楽しかったし非常に良い経験になりましたと嘘偽りなく断言できます。
学校は学校で色んな出会いがありますがルームシェアも、同じ部屋で生活するルームメイト、同フロアの別部屋のシェアメイト、同じアパートの別階層の住人、施設担当者、ハウスクリーニングの職員など関わる人も様々。
これだけの人と関わるので全体通せば楽しかったとして、何も問題がなかった訳ではないです。
日本で家族と生活していたって、普通に仕事をしていたって、親しい人と四六時中一緒にいたって何かしらあるのに、海外で初対面の国籍も異なる共通言語もままならない他人と生活するのだから当たり前です。まあ一番面倒くさかったのは日本人だけど。
「譲り合い、空気を読んで察する、指示待ち」などの日本人的思考 (自戒)と「自分で判断し行動ができる自由と責任」について本当に考えることは多かったです(自戒)。自分の行動原理とダイレクトに向き合う期間になりました。

 

ところで「ルーム」と記載してますが、イギリス英語的にはフラットになるそうな(たぶん)。正確な意味やアメリカ英語との違いは置いておいて、フラットの意味は平坦とか平たいとかの意味で覚えていたので、暫くモヤモヤしました。モヤモヤというか、カタカナ語で定着した英語が個人的に凄く障害になるというかイライラして、なんなんだよ日本語!となりながら勉強していました。この辺の憤りと、英語を学ぶ過程についてはまた別の形で吐き出します。

 

 

という上記を踏まえつつルームシェアの備忘録箇条書きです。
あくまで一例としてお聞き流しください。

 

①スタッフからのHow Toは必要最低限
良く言えば自主性に任せる対応、能動的に動かざるを得ないため英語実践の機会です。ホテルじゃないし自分でやらないといけません。海外にどこまで求めるのかですけど、悪く言えば雑というか適当。だけど最低限の設備は、最初に教えておいてくれないかなぁ???という怒りは忘れません。これは②に繋がります。

②郷に入っては郷に従…わなくてもよい
来た当初は滞在期間の長い人が行っていることがデフォルトに感じます。そう思ってはじめは気を使い倣って行動しますが、実際はルールなんてないので、こうしてくれと名言されていない限り自由です。ちょっとした具体例を出すと、ゴミの処理についてや、バススペースの物の置き方、食品の管理など無法地帯です。
お金を払って来ているのはお互い様。だから海外に来てまで自我を潰す必要はないです。当事者が迷惑でなかったら放置して問題はない、そういう空間でした。逆に、やりたいことや気になることがあったら、やったっていい。ゴミ捨てやちょっとした掃除・整頓などは自分が汚いと許せないので…確認しなくても (相手を侵害しないことだし) 構わずやってました。

③相容れない人間はいる
表現として適切かわかりませんが近い年齢・言語・国籍はやはり「便利」です。便利なだけです。人間性とは別に関係ないので、合わない人間に対してストレスを溜め込まないためには無理なコミュニケーションは不要です。

④一人部屋がストレスフリーなのは真理

 

挙げた4つの事柄は、私が過ごしたフラット (フロア) で感じたことです。

同じ部屋で寝起きするルームメイトに対してはまた違ったアプローチというか、そこだけはなんとしても交友しなくてはという強い意志で挑みました…。距離感と相互理解はとても大事です。互いに無理のない範囲で歩み寄って、努力とできることの協力は惜しまないようにしました。一言でまとめるとできるだけ仲良く親切に!

留学中②マルタ生活~エンタメ~

マルタでの生活エンタメ編です。元来引きこもりなので、観光含めそんなに沢山動き回っていませんが、その私の満喫した数少ない娯楽のいくつかを紹介します。

 

映画館

f:id:to_kiwa:20190218051838j:plain

日本より映画が安いと聞いていたので、滞在中に1回は現地で行くぞと思った映画館。徒歩圏にあったので何度か足を運びました。最初は女一人で行くことに警戒していましたが、めちゃくちゃ遅い時間帯でなければ心配いりません。(もちろんある程度自衛力は必要)
価格は約€8。日本なら1stDay価格ですね。ただレイトショーやレディースデーはないです。常に一律。他の国の人に聞いてみると韓国はマルタと同じくらい、コロンビアやブラジルだと€3くらいだそうです。単純に比較できるものではないですが南米安すぎてびっくりしました。
ラインナップ作品は日本未公開の新作がいち早く見れる!ではなく、もうすぐ公開する作品を少しだけ早めに見れたという感じ。

 f:id:to_kiwa:20190218054444j:plain

平日だと日本と同じでガラガラです。チケットは指定席で押さえても、無視して適当な席に座れるほど余裕があります。日曜は普通に混んでますが、やはり余裕があるのか開始ギリギリでも入れました。そこは作品によるかもです。とにかく劇場内が日本の比じゃなく広くて、足を伸ばして座っても余裕なのは気分がいいです。
映画はわかっちゃいるけど英語で字幕なしです。予告が延々長いのは同じですね。正直ヒアリングも6割くらい、内容理解もはや雰囲気で察するレベルでもちゃんと楽しめましたが、日本語字幕で答え合せがしたくなります。
ちなみにどの映画を観ても、必ず途中でインターバル休憩が空気を読まずブッ込まれます。所見は何が起きたのか意味がわからない。大体15分くらいなので舞台のような感じです。トイレにいったりスマホを確認したり、飲み物とポップコーンを買ってこれます。本当に空気読めないタイミングで来るので心中複雑ですがトイレに行けるのはありがたい。

f:id:to_kiwa:20190218055040j:plain

映画「館」に入るのにチケット購入と確認が必要なので、セキュリティは一応保たれています。ので中のトイレも比較的キレイで紙も備えてあるのでご安心ください。個室数もインターバルがあるので少ないのかもしれません。日本のような専用ルームはないけれど、オムツ交換台も備えてます。

 

 

脱出ゲーム

f:id:to_kiwa:20190218051821j:plain

てっきり日本にしかないと思っていた『脱出ゲーム』!しかもアプリやボードゲーム的なものでなく、ちゃんと部屋に閉じ込められてギミックもあるリアルなやつです!
脱出ゲームがどんなものかは割愛しますが、これでも日本では年に数回は遊んでいたのに、海外にもあったなんて盲点!井の中の蛙大海を知らずを痛感しました。オランダとか他の国でも流行っているみたいです。
中の写真は流石に撮れませんが、結構複雑な作りで演出も凝ってます。というか日本の脱出ゲームにある二転三転捻った脱出より、ちゃんと1つずつ進むけど難易度は高めに感じました。
脱出できるかどうかは語学力次第 (友人よありがとう!) なので安易に行った先できるとは限りません!でもチャンスがあればまたやりたいと思いました。

 

 

クラブ 

f:id:to_kiwa:20190218060738j:plain

引きこもりニートクソオタクなので縁がない場所だと思っていましたが、2ヶ月もいれば行くチャンスが出てくるものですね。私には場違い過ぎて1度でいいですな代物ですが、楽しめる人には楽しめるのではないですかな? (他人事) 入場料も取られないし。
この縁がないと思っていた場所についてはそのうち思い出の1つでネタに出来ればと思います。

留学中①マルタ生活~街~

マルタ留学を御旗に掲げている以上、マルタについて語らずしていかんとす。住めば都でも、やはり違いというか、思うところは出てきます。観光目線でなく、実際に生活して感じた点について。

 

道路、そしてゴミ

f:id:to_kiwa:20190218062800j:plain

海沿いはきれいに舗装されており散歩もしやすく、街灯も連なっているので夜でも明るいです。しかし繁華街を出たり、ちょっとした路地だと歩くのに問題はないですがぼちぼち荒れてます。
そしてその舗装が中途半端な道におもむろに放置されているゴミ!なんだこれは!

f:id:to_kiwa:20190218063102j:plain

ホテルでもない限り生活で出るゴミは自分たちで捨てることになるのですが、幸いにしてアパートは固定のゴミ置き場があり収集があるのは日本と同じでしたが、住宅街は↑のようになります。一般的な光景です。収集日 (?) に自宅の前へ置いておく。めちゃくちゃ綺麗な邸宅の前であっても変わりません。効率や衛生的にどうなん?と思いますが「このゴミ誰が捨てたんだ!」ってことがないからそこはいいのかもしれません??

 

「マルタの猫」は「奈良の鹿」

f:id:to_kiwa:20190218062553j:plain

マルタにはネコが沢山いるらしいと聞いていた通り、そこかしこに猫がいます。毛並みだけ見たら血統書付に見えるような猫も平気で道を闊歩しています。 (おそらく野良猫) にエサをあげる人も結構います。ぬこパラダイス!だと到着して数日は癒されていたのですが…、猫を管理する気はないのか、車が当たり前で道を歩く人口が少ないからか、道端に転がる猫のフン。車道だろうが歩道だろうが歩いて進めばフン!足元を見ずに歩いたら間違いなく1日に数回は踏んでいたのではないかと思うくらいです。流石に街中ではあまり見掛けませんでしたが、住宅街なんかは当たり前に落ち過ぎていてやばかったです。
エサを与える人はいても猫のフンの始末をする人はいません。犬の散歩時に犬のフンを捨てるためのゴミ箱は相当数設置してあるのに。WHYマルタ。夜道なんて足元を警戒して歩いているから気が気でないです。日本に帰国して一番感動したのはトイレよりも道に猫のフンが落ちていないことです。

 

 

買い物 

f:id:to_kiwa:20190218062735j:plain

コンビニのありがたみを思い知るヨーロッパ。24時間やっていて、メディア印刷やコピーができ、食品はおろか雑誌、アメニティから薬品、宅配便に切手なども取り扱い、今では公共の支払いや住民票の出力もこなすって、頭おかしいでしょう
日本のコンビニに求められているクオリティと待遇を考えたら労働者目線なら存在しない方がいいのかもしれない…と最近は多々思いますしコンビニがある生活に慣れ過ぎておかしくなっているけれどコンビニが便利なのは事実です。
コンビニがない分、大きなマーケットは何でもあります。スーパーというよりイオン。規模がでかいので商品の置いてある種類が豊富。ただでさえ海外のお店を見るとテンションが上がりますが、生活に密着してるものをみるのは本当に楽しいです。
住めば都と申しますか、物珍しがっていても2週間くらいで慣れますし、当たり前だけどコンビニがなくても生活できます。

f:id:to_kiwa:20190218063921j:plain

↑の写真はレジを裏側から見た景色ですが、どこのマーケットも必ず椅子に座っています。ちょっとしたデスクのようです。日本のスーパーというか接客はデパートでもない限り、これを見習ってほしいと思いました。

 

 

郵便

f:id:to_kiwa:20190218062817j:plain

日本にいても滅多に郵便局に用はないのですが、折角ならハガキの1つでも送ろうかと郵便局に向かいます。ただし郵便局はほぼ平日の午前中しかやっていません
窓口は、1枚透明な壁を挟んだ通貨両替所のような作りをしています。目的を伝えると支払いはまんま両替所のようなノリで行います。
ちなみに日本までの切手は1枚当たり€0.86です。※2018年度時点
エアメールはもっと高いと思っていましたが、日本より少し高いけれどハガキってそんなにしないもんですね。
切手さえ付けたら (写真のポスト) 右側のFOREIGNに入れるだけです。大雑把だなと思いましたがそれでちゃんと届きました。
ネットで見たときは、一カ月かかるだの最悪届かないだのと見掛けましたが、「TO JAPAN」と添えて日本語で書けば届きます。逆の場合はわかりませんが約10日ほど。届かなかった、という話は聞きませんでした。